Codex入門講座 全5講
第3講

Context・Memory・安全

何を覚え、どこまで触れるかを分けて考える

この講座で残すもの自分用の安全チェックリスト
第3講 Context・Memory・安全

3つの違いを机の上で考える

AGENTS.mdを壁の貼り紙、Contextを机の上の書類、Memoryをノートとして示す青系図解
いま机の上にある情報と、次回も参照されるメモは別物です。混ぜると指示が重くなります。
第3講 Context・Memory・安全

Contextは今の机、Memoryは次回のメモ

Context
いまの会話と依頼
今回読んだファイルやツール結果
作業が長くなると圧縮されることがある
Memory
次回以降も参照され得る情報
好みや継続案件の前提を残す
古くなるため、現在のファイルで確かめる
どちらも権限設定ではありません。指示・記憶・実際に触れる範囲を混ぜないことが大切です。
第3講 Context・Memory・安全

Rulesや設定ファイルは別レイヤー

Codexの挙動は設定・権限・実行環境にも左右されます。
CLIでは `~/.codex/config.toml` などの設定が関係します。
削除禁止・外部接続制限などは、プロンプトより設定で担保する。
教材では安全のため、危険な設定を“便利技”として教えません。
第3講 Context・Memory・安全

正確には許可された範囲でできる

ファイルを見る・作る・編集することがある。
必要に応じてコマンド実行を提案・実行することがある。
ただし、CWD・OS・sandbox・approval・ネットワーク設定に制約されます。
「何でもできる」ではありません。できる範囲を人間が決めます。
必ず使う表現
Codexは許可された範囲でファイル操作やコマンド実行ができる。範囲を決めるのが人間の仕事です。
第3講 Context・Memory・安全

Sandboxは部屋の壁

read-only
見る中心
基本的に読むだけ。調査やレビュー向き。
workspace-write
作業部屋で編集
CWD周辺で安全に進める基本形。
danger-full-access
壁を外す
外部で隔離できる上級者向け。入門では使わない。
CLIでは `--sandbox read-only|workspace-write|danger-full-access` が選べます。
第3講 Context・Memory・安全

Approvalは鍵と確認印

untrusted
信頼済み以外は確認
慎重に始めたいとき。
on-request
必要時に確認
対話的な作業の基本。
never
承認を求めない
自動化向き。失敗はそのまま返る。
CLIヘルプでは `on-failure` は deprecated。講座では基本的に確認しながら進める前提にします。
第3講 Context・Memory・安全

権限は段階的に渡す

read-onlyからworkspace-write、必要時のapproval、danger-full-accessの危険領域までを鍵の階段で示す青系図解
初回から全部任せない。まず調査と計画、次に小さく実行、最後に検証です。
第3講 Context・Memory・安全

安全をAGENTS.md任せにしない

AGENTS.md:どう働いてほしいかを伝える。
Sandbox:どこまで触れるかを制限する。
Approval:危ない操作の前に人間が確認する。
Secrets:APIキーや個人情報を不用意に貼らない。
Network:外部接続が必要か、作業ごとに考える。
第3講の振り返り

ここまで説明・実演できれば完了

1

Context・Memory・Rulesの役割を分けて説明できる

2

SandboxとApprovalの違いを説明できる

3

読み取りから始める自分用の安全ルールを決められた

残す成果物自分用の安全チェックリスト

次は、調査から検証までの実務フローを回します。

公開ショーケースへ戻る第3講 Context・Memory・安全
← → で移動 ・ F で全画面 ・ 左上から全講座へ